前回は、VPC構築までやったので、今回はEC2インスタンスの作成をしていく。
EC2とは?
EC2とは、Elastic Compute Cloudの略で、仮想サーバーを提供するコンピューティングサービス。
「インスタンス」という単位で、管理する。
仮想サーバーというだけあって、インスタンスの個数やスペックを簡単に変更することができる。
早速EC2インスタンスを作ってみる
画面上の検索に「EC2」と入力して、EC2サービスを選択
EC2ダッシュボードが開くので、「インスタンスを起動」をクリック
うわ。めっちゃいっぱい出てきた。
AMI(Amazon メインマシーン)の選択
自分のPCがWindowsであっても、Windowsで起動する必要性はないようなので、一番上のAmazon Linux 2 AMI (HVM), SSD Volume Typeを選択。
特にこれといった理由はないが、AWSが提供するLinuxサーバーOSで、2023年まで長期サポートがあること、無料で使用可能である、といったところでしょうか。
あとは、Linuxインスタンスは、インスタンスが起動してから停止(または削除)されるまでの時間が、秒単位で請求されるらしいところ。(まだよくわかってないw)
Linuxインスタンス以外のインスタンスタイプは、1時間単位で課金されるらしい。
インスタンスタイプの選択
Amazon Linux 2 AMIでは、無料枠で使用できるのは1種類のみなので、「t2.micro」を選択し、「次のステップ」へ。
インスタンスタイプとは、インスタンスのスペックのこと。
先頭のアルファベットは、インスタンスファミリーと呼ばれ、何に最適化されているインスタンスかを表す。
T2インスタンスは、AWSのT2紹介ページによると
T2 インスタンスは、ベースラインレベルの CPU パフォーマンスを維持しながら突発的な高パフォーマンス需要にも必要に応じて対応する融通性を備えた汎用インスタンスタイプです。
だそうです。
インスタンスの詳細の設定
前回作ったVPNとサブネットを設定し、自動割り当てパブリックIPを有効にする以外は、デフォルトのままで、「次のステップ」へ。
補足:
このインスタンス作成(起動)の段階で、自動割り当てパブリックIPを有効にしておかないと、インスタンス作成後に自動割り当てパブリックIPを付与したくてもできない。(EIPはできる。)
AWSアカウントを作成した直後に、初めてEC2を作成しようとすると、下記のように自動割り当てパブリックIPが無効になっているので注意。(EC2を作り直すハメになってガッカリした記事はこちらの記事を参照。)
ストレージの追加
特に変更せず、デフォルトのままで、「次のステップ」へ。
「タグの追加」をクリックして、タグ(インスタンス名)を決める。
キー:Name、値:名前を設定して、「次のステップ」へ。
セキュリティグループの設定
デフォルトでSSHが入っているので、ソースを「マイIP」にして、「ルールの追加」
補足:
「マイIP」にすると、自分のクライアントPCのグローバルIPアドレスが自動で入る。
SSHでEC2にアクセスする場合に、ここで指定したIPアドレスからのアクセスのみ許可される。サブネットが32なので、クライアントPCからしかSSHでのアクセスを許可しないという意味になる。(ハズ)
そのうちWebサーバーとして使いたいので、HTTPとHTTPSを追加。
ポート番号などはココではグレーアウトされていて触れないようだ。
2021/3/14 追記:
タイプで固定のプロトコル(SSHとかHTTPとか)を選択した場合は、ポート番号がグレーアウトされているので編集できないが、タイプを「カスタムTCP」などすると、ポート番号を編集できる。
この場合は、説明欄にHTTPなどのプロトコルをメモしておくと、あとでわかりやすい。
インスタンス作成確認画面で、これまで設定してきた内容が正しいことを確認し、「起動」
キーペアの作成
新しいキーペアの作成 > キーペア名を決めて、「キーペアのダウンロード」をしてから、「インスタンスの作成」をクリック。
補足:
ホントは(厳密に言うと)、ココでキーペアは作らずに、自分のローカルでコマンドで作成したほうがいいらしい。(まあ、秘密鍵をここでダウンロードしている時点で、もはや秘密ではないww)
ローカルでキーペアを作る方法は、時間があるときに別途。(あとでやることだんだん増えてきた・・・)
インスタンスができた。
そのうち初期化も終わるはず。